千本鳥居の向こう側
勤務先で、京都旅行のお土産にお菓子をいただきました。
食後のデザートに美味しくいただきながら、伏見稲荷に行きたいな、と思いました。
去年、観光ではなく用事があって京都へ行ったんですが、せっかくなので予定を調整して、初めて伏見稲荷を訪ねました。
山の入り口にある千本鳥居は二筋並んでみっしり鳥居が連なっていて、写真なんかで見た通りの朱いトンネルでした。
伏見稲荷の鳥居の奉納は、「鳥居を通る」と「願いが通る」の語呂合わせから始まった信仰と言われ、願い事が叶うように、または叶ったお礼に奉納する習慣が広がった結果なのだそうです。
千本鳥居の辺りは人が多くて、写真撮ったら知らない人も写っちゃうくらいでしたが、ふいに人が途切れる瞬間があって。
鳥居の陰からお狐さまが顔を見せてくれるんじゃないか、とか、そんな空想をしたくなる、日常とちょっと違う雰囲気を味わいました。
鳥居は、人の住む世界と神様の住む世界の境に立てる門だと言われています。
人の世界からみて神様の住む世界への入口なんですね。
神様の住む神域へ向かって歩いて行くのだから、不思議なものが見えたり不思議なことが起きたりするんじゃないかって、そんな気がするわけです。
千本鳥居の先、大きな鳥居をくぐって抜けて、池があったり、けっこう急な山道を登ったり、石造りの社に小さな鳥居(手持ちサイズ)が奉納されているのを見たり。
時間があまりなかったので山の中腹辺りで引き返しましたが、今度行くときはぜひ一番上まで登りたいです。
ちなみに。
持ち上げて予想より軽ければ願いが叶うという、おもかる石。
私は予想より重たかったです。
煩悩まみれで持ち上げたのがダメだったのかもね!
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