梅が咲いて、鶯が鳴いて。もう春ですか?
先日、朝の通勤途中に鶯(ウグイス)の鳴き声を聞きました。
立ち止まって声のする方を探しましたが、声は聞こえども姿は見えず。残念。
なんだか風流だなあと思って、最寄り駅まで歩く道すがら注意して見てみたら、梅の花が咲いていたり、木蓮の蕾が膨らんでいたり。
春がきたってことですかね。
日によってはまだまだ寒いですけど。
毎朝、梅の木をチェックしてたら見られるかな?と思いウグイスについて調べてみましたが、見るのは難しそうです。
ウグイスは低木の茂みや竹藪などに生息していて、この季節の梅の木にとまりにくることは少ないそう。
人前になかなか姿を見せない鳥なんですね。
見られたらなにか良いことがありそうです!
「梅」と「ウグイス」といえば、花札にもこの組み合わせの絵柄がありますね。
ネットでウグイスのことを調べていたら、「梅に鶯(ウグイス) 」は「梅に目白(メジロ)」が正しいという説を見かけました。
春先に梅の花に寄ってくるのはメジロで、「梅にウグイス」は「梅にメジロ」の間違いだ、というもの。
気になったのでその説を読んでみましたが私は、間違いとは思いませんでした。
花札のウグイスは羽の色が鮮やかな緑色で「メジロ」のようですが、顔の模様が「メジロ」より「ウグイス」に近いと思います。
メジロは目の周りにぐるっと白い囲みがあるのが特徴ですが、花札の絵柄にはそれがありません。
花札に書かれた動物は、形も色も図案化されています。
特に配色は独特です。
猪や鹿は橙色、燕は赤色と黄色。
あえて本物とは異なる色を使っている気がするので、「緑色だからメジロ」なのではなく「ウグイスだけど緑色」なんじゃないでしょうか。
描いた人がどう思っていたか正確にはわかりませんが「メジロは梅の花に寄ってくる」という鳥の生態を描いたのではなく、「梅」と「ウグイス」という「春の訪れを感じるもの」を組み合わせて描いたのかな、と思いました。
おまけで発覚した事実。
花札の赤い短冊に書かれた文字は「あのよろし」じゃなかった!
この話は機会があれば、また。
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